慧霖のカプは(百合だらけの)東方には珍しいノーマルですよね。

何故いきなり慧霖を書いてるか?


作者がノーマルの可能性に魅せられたから≡ω≡

↓本編






時刻は昼を過ぎた頃。

魔法の森の入り口の古道具屋、香霖堂。


その店の店主、森近 霖之助は本を広げ椅子に座っていた。

仮にも店なのだが、客が来なければやっていないのと同じである。


専ら霖之助が趣味程度にやってる店だから困る事はないが。

「お邪魔するぞ」


「あぁ。客としてお邪魔するなら大歓迎さ」

店の扉を開けて入って来たのは、手荷物を持った慧音。


いつもの教師姿より少しラフな格好だ。

「君がここに来るとは。寺子屋はどうしたんだい?」


「今日は休みなんだ。あんまり毎日やっても覚えてくれないからな」

霖之助のいる机に慧音が近付いて、手荷物を置く。


慧音が来たのに本を閉じる事をしない霖之助。

理由は客ではないからだろう。


「ところで霖之助。お前、お昼食べたか?」

「いや。昼はまだだね」


なら良い、と慧音が机の上に手荷物を広げる。

慧音は嬉しそうだ。


「実は食べてないだうと思って、お弁当を作って来たんだ……」

「へぇ。なんだか悪いね」


やっと興味を引いたのか、霖之助が本から目を離す。

いそいそと用意する慧音の顔は少し赤い。


「それで、何故ここに来たんだい?」

ビキッと慧音の額に血管が浮く。


鈍い。鈍すぎる。


「いやぁ。霖之助にいっぱい食べて貰いたくてさぁ♪」

箸を装備した慧音は、猛烈な勢いで霖之助の口に料理をぶち込む。


「ちょっ……!そんなに入ら……」

「え?もっと入れる?もー!そんながっつかなくとも良いのにぃ♪」


有無を言わさずに料理を残らずぶち込んだ慧音は、香霖堂から出て行った。



店に残されたのは動かなくなった霖之助。

「料理は残さず食べろよ!!」


戻ってきた慧音の一言に、霖之助がピクリとだけ動いた。


幻想郷は今日も平和。







To Be Continue…