作者の身体に犬走 椛の魂が宿ったとさ。


↓本編







作:「ううん・・・。苦しい・・・」

作者の身体がモソモソ動く。


だが、その中身は犬走 椛の魂である。

境界を操る妖怪、八雲 紫によって中身を入れ替えられているのだ。


作:「ん・・・。ん?」

作者が身体を起こすと、ラノベがバラバラ音を立てて崩れる。



布団の隣に本棚を置いて寝ている作者は、その棚から溢れるほどのラノベを積んでいた。

そのタワーが崩れて作者の眠る布団を圧迫していたのだ。


作:「・・・?」

見覚えの無い景色に首を傾げる椛。


母:「起きんか馬鹿者ォ!!」

作:「ひゅい!?」


突如響く怒号に椛は跳ね上がった。

正確には作者の身体だが。


母:「あん?起きてんじゃねぇか」

作:「ひぇ・・・」


襖を開けて出て来たのは、小柄な中年女性。

母:「どーした?青い顔して」


作:「あぅ・・・えぅ・・・・」

ガクブルする作者に母親は無言で眼を向ける。


母:「あんた私の子じゃないね。うちの子は死んだ魚の眼をしてんだ」

作:「・・・?」


母親は乱暴に頭を掻いた。

母:「あんた学校行きな。家でじっとしているよりなにぶん解りやすいと思うし」


作:「がっこう・・・?」
母:「そう。学校さ。今日は車で送ってやるから着替えな」


母親は面倒臭いと漏らしながら部屋から出て行った。


作:「・・・・・・」

椛は困惑していた。


目が覚めたら訳のわからない所に居て、しかも学校とやらに行く嵌めになってしまった。


作:「文様・・・。ここ何処なんですか~・・・」


椛の叫びは室内に反響して消えた。









To Be Continue・・・