紫に怒られた椛。

上の空の射命丸。


動かない物語は静かに変化する。

↓本編






射:「取材なんて久々に来ましたね」


霊:「私の所に来てもネタにはならないわよ?」

朝をちょっと過ぎた博麗神社。


縁側に座ってお茶を飲む霊夢は目の前に立つ人物に視線を投げる。

射:「あややや~。今日は取材に来た訳では無いので安心を」


霊:「じゃあ何しに来たのよ?」

射命丸は顎で神社の敷地内を指す。


椛:「フッ!ハァ!セァ!」

片手剣と盾の演舞を繰り広げながら舞う椛。


その姿は秋風に舞う紅葉を思わせる様だ。

射:「あの子が聞きたい事があるらしく、その付き添いですよ」


霊:「・・・・・・」

舞い終わった椛が武装解除しながら霊夢の元に歩いてくる。


椛:「済まない。少し運動不足な物でね」

霊:「私は構わないけれど、聞きたい事があるらしいわね」


霊夢の横にどっかり座りこんだ椛はお茶を飲み始める。

椛:「ここ最近異変が起きてないらしいが、何か変わった事は?」


霊:「・・・・・・」

霊夢が頭大丈夫?見たいな表情を浮かべる。


失敬な。

椛:「聞き方が悪かった。ここ最近、異変が起きて無いのは何故だと思う?」


霊夢は本格的に呆けた顔をする。

霊:「異変が起き無い事は嬉しい事じゃない。私の仕事は減るけどね」


椛:「・・・そうか」

椛はお茶を飲み干し、縁側から立ち上がる。


椛:「邪魔したな。異変の時にはしっかり働けよ」

随分と大きな口を叩く椛を訝しがる霊夢。


その頭上に、ぽすっと何かが置かれる。

椛:「文の新聞をいつも読んでもらっている礼と話代だ。取っといてくれ」


疾風を残して椛と射命丸が境内から掻き消える。

霊夢が頭の上にのった物を恐る恐る取る。


霊:「!?」

それは妖怪退治等で貰える謝礼金の倍はあるお金だった。


その日の午後、縁側で気絶した巫女が発見されたのは別のお話・・・。






To Be Continue・・・