(´・ω・`)ハァ?








所変わって図書館にて・・・。


「これで文句ないでしょう!?ゴスロリ女!」


「・・・貴方の変貌ぶりに声も出ないわ」

ケバ化粧を落とした菜摘と唖然とする有紀。


化粧を落とした菜摘は、とにかく美人だった。

眼鏡とマッチしている双眸が有紀を睨んで居る。


「・・・卑怯よ」


「え?何だって?小さくて聞こえないわよ」


自分以上に個性を持って居た恋敵。

しかも幼なじみなどという美味しい立場付き。


(私・・・負けてるわね)


圧倒的だ。

こいつが化粧やバレバレの演技を止めた時、私はこいつに負ける。


(諦めようかしら・・・ね)

ふと頭にそんな考えが過ぎった。


「何で黙ってるか知らないけど、勝負から逃げる何て言わないわよね?」


「っ!」


「・・・図星か」


菜摘はハァ。とため息を吐いてジト目を向けて来る。


「あんたさー。自分にもうちょっと自信持ったら?」

「・・・自信?」


「私に言わせれば、あんたかなり可愛いし、悔しいけど響の中で私とは違う位置に居るんだから」


ビキッ。と有紀の動きが止まる。

可愛い。その一言で。


「ふ、ふん。当たり前じゃない。私に人間ごときが敵うはず無いわ」


わかりやすいなー。と遠い目で有紀を眺める菜摘。


「んじゃ改めて・・・」


「えぇ」


二人が静かに向き合い、立ち上がった。


そして暫しの沈黙。


すぅ・・・。と息を吸い込んで、


「「勝負よ!!」」

お互いの言葉をぶつけるのだった。









   第三楽章

     完