何だかなぁ・・・。









「幽霊って・・・」


俺はいきなりの質問に言葉を濁す。

「突拍子だと思うか?」


薫の瞳が俺を刺す。

悪い薫。俺に聞かれてもわからないぜ。


「だろうな。信じろと言われて信じれるものでは無いし」

(だったら何故聞いた・・・)


飽きれ半分でコーヒーに手を伸ばした時だった。


「実際に幽霊は存在する」

薫がそんな事を言ったのは。


「・・・は?」

俺は今日何度目かのマヌケな声を出した。


「響。これから話す事をしっかり聞きなさい」

薫の口調が俺の思考をフル回転させる。


俺の顔色を伺っていた薫はやがて静かに語り出した。









「ふーん。友紀はあいつの優しい所に惹かれた訳だ」


「そうよ。貴女は高村のどこが好きになったの?」


筒井 友紀と水瀬 菜摘は誰も居ない図書館でガールズトークに華を咲かせていた。


「私は・・・」

友紀の質問に菜摘は少し顔を伏せた。


「私はさ。あいつと長いからさ、何て言うか放って置けないって言うか・・・」


「ぷっくくっ!」

それを聞いて友紀は笑いを堪えて居る。


「わ、笑うな!」


「だ、だって。貴女の格好でその台詞を吐かれると・・・ぷっ!」


菜摘はケバい化粧にギャルな格好。


そんな女子がはにかみながら恥ずかしい話をしてれば誰だって笑うだろう。


「~っ!あーもう!」


菜摘が怒ったように自分のバックからメイク落としを取り出すと、猛スピードでメイクを落とし始めた。


「これで良い!?」

すっぴんに眼鏡、普通の制服に着替えた菜摘は胸を張った。


そこにいたのは眼鏡を掛けた美少女だった。


「・・・えぇ?」

友紀は菜摘の変貌にマヌケな声を出した。








次回更新に続く