物語は終幕へ









「全ては偶然だったんだよ。遠足に来たアリスを奴がボロボロにしたのも、アリスが君の家に迷い込んだのも、君が封印の炎を宿していたのもね」


司が上手い事話をまとめる。

そう。全て偶然だったのかも知れない。


俺はその偶然で家族が増える事になったけど、後悔はしていない。

そう思えた。

「あ。忘れてたよ。これを渡して無かったね」

思い出した様に司が机から茶封筒を取り出した。


「・・・うちの生活費じゃん」

そこには毎月差出人不明で届く生活費が入っていた。


「あぁ。君の家に届けて居たのは僕だよ」


冷めたコーヒーを飲み干して司が言った。

「何であんたがうちの金を?」


俺が疑問を呟くと司がもうひとつ封筒を渡して来た。

その封筒を見て、俺は言葉を失った。


そこには親父の字で『息子へ』と書かれていたから。


半ば強引に封筒を開け、手紙を読み始める。

『息子へ。

お前は元気か?こっちは家族揃って元気だ。
突然消えた事を謝ろう。本当に済まない。

俺は家族とスクエルと言う世界に居て、億万長者をやっている。

お前の前から消えたのは金を積まれたからだ。

健。これだけは言って置く。

あまり欲を出さないようにな

父より』


「君のお父さんは現金でざっと5億貰ったそうだ」

司が何か言っているが耳に入って来ない。


「ふ」

「ふ?」


「ふざけんなァァああああああああアア!!!!」

お金に負けた可哀相な少年の叫びが青空へと木魂していった。









「お嬢が里に戻るとの連絡が」

薄暗い部屋の中で若い男がそう告げた。

「・・・そうか。あのじゃじゃ馬が帰って来るか」

白髭の翁が何とも言えない声を漏らす。


「えぇ。楓お嬢が帰って来るのです」



そして物語は新たな展開へ。









小説 凍る炎と魔法の国のアリス

終幕














作者コメント

え~どうも。ペンネーム炎麗でございます。

まず最初にお詫びを申し上げます。


非常に読みにくい&物語が早い、雑な感じの小説をお読み頂きありがとうございました。

まさか最後まで書けるとは思って居ませんでした。ビックリです。

作者コメントは次回たっぷり書きますので、今回はここまででお別れとしましょう。

それでは皆さん。
新たな物語が始まる時にまたお会いしましょう。