書きましたね・・。









あれから色々合った。

財布の中身がごっそり消えていて、仕置きにげんこつで10発ずつ殴った。


アリスとニーナの目的である封印の炎は自分である事を告白すると、アリスはこう言ったのだ。

「それじゃあ私達はずっと一緒に居なきゃいけないわね」


そんなこんなでアリス、ニーナの居候生活が続く事が決まっていた。

勘弁して欲しいもんだ。


そう言えば音無の事だ。


あいつは戦いの翌日から姿を消している。

また学校に暮らし始めたのかも知れない。


「あ。そろそろ時間か」

俺は時計を見上げ、学校に足を向けた。

雷鳴司が俺に話があるらしい。

大分嫌な予感がするがな。









「済まなかった」

校長室に入った途端司が頭を下げた。

「・・・は?」


「君が倒した男は昔の僕の同僚なんだ」

そう言って一枚の写真を渡して来た。


そこには確かに司とあの男のツーショットが写っていた。

「あいつは昔、優秀な魔法使いだった。それこそ僕でも敵わない位ね」


「優秀な奴があんな感じにぶっ壊れるのか?」


俺の質問に司は重々しくため息を吐いた。

「魔法使いは優秀であればあるほど、戦場に狩り出される。それはあいつも例外では無かった」


一旦言葉を切って、更に言葉を紡ぐ。

「あいつは数多くの戦場を回る内、人殺しに目覚めた。
いわゆる殺人願望者になったんだ」


「そんな奴放って置いたのか?」


「放って置くはずが無いだろう。魔法使いが何人も奴を止めようとした。
でも奴に挑んだ者は皆殺された。
僕も挑んだ一人なんだけどね」

笑いながら司はTシャツを捲くり上げた。


下腹部から鎖骨の辺りまで大きな傷が走っていた。

「そんな奴は突如姿を消した。ちょうど君が封印の炎を宿して居ると判明した時期だったかな」

「おい。ちょっと待て。俺が宿している事が判明・・・だと?」


「そうだよ?二年前かな。そこからずっと監視させてもらってる」


一つの疑問が浮かぶ。

「じゃあ封印の炎の回収って必要だったのか?」


「あぁそれは簡単だよ」

司は煎れたてのコーヒーを啜りながら答える。

「スクエルの世界ではこっちで封印の炎を捜索するのが一種の行事なんだよ。
つまり遠足気分だね」

「・・・・・・・・・」


あまりに微妙な解説に言葉を失った。



次回更新に続く