数字が大分無理矢理な気がするです・・・









「フロー」


『何かしらマスター♪』

新たに付けた魔法の少女の名前を呼ぶ。


「力貸してくれるか?」

『マスターはただ命令すれば良いのよ』


フローは嬉しいそうに答える。

「じゃあフロー。力貸しやがれ」


『了解よ♪マスター』









健は無言を続ける男に向き直る。

「準備はいいか?クソ野郎」


目の前の男は腕を下ろしたまま、小さく呟く。

「・・・殺す」


瞬間、二人の姿が消える。

魔法で強化した筋力で全力で前に飛んだ結果である。

「沈んどけ!!」

砂利の上を滞空していた男にドロップキックを仕掛ける。

「小賢しい!」

男が水を作り変えた氷の大剣を振るう。


反応速度を上げて地上に回避すると同時、真上に居る男目掛け跳躍した。

『私にも遊ばせて欲しいわぁ』

ガクンと身体の感覚が、持って行かれる。

「フロー!てめぇ!」


『大丈夫よぉ。身体は使わないから♪』

そんな声が聞こえた気がした。


刹那。

跳躍していた身体が地面に落ち始めた。


ぶつかる。と健は考える。

しかし跳躍力が消えた理由がわからない。

その答えは下にいた。


「あらあら。空から降ってくるなんてお姫様かしら」

ボワッ。と紅い炎に身体が受け止められる。

紅い炎?


「人間ってこんな感じかしら?」

「・・・は?」

地面に足を付けた健は目の前の現象に声を漏らした。

「何でてめぇが居るんだよ!?」


そこに居たのは、真っ赤なドレスを着た少女。

つまり・・・。

「エヘッ♪出て来ちゃった」


健の力の源であるフロー本人だった。


そういえば身に纏うはずの炎が消えていた。

「覚悟しなさい愚かしい魔法使いよ。私の炎で焼き尽くして上がる」


主役ばりのカッコイイ台詞をフローが完璧に決めた。











次回更新に続く