ラストまで突っ走ってくよぉぉぉ!!











パサリ。と床に落ちた紙切れにはこう書いてあった。


『やぁ!校長の司だよ!最近健康かい?そうそう健康と言えば・・・(中略)
で、本題なんだけどこの手紙を読んでる頃には音無君がお邪魔しているはず。
そこで君に世話を頼みたいのさ。
資金的な援助はするから安心を。


もし断るなら君の名前は名簿から消えるからよろしく♪

雷鳴 司』



最悪な条件付きで音無楓の同居が決まった。








所変わってとある廃ビルの上。

眼下に広がる町並みに遠い目で眺める男。

銀の短髪とフォーマルスーツが男の存在を引き立たせていた。

「あぁ・・・。スクエルで死んだこの僕に生きる価値はあるのかな・・・」


錆びたフェンスに手を掛け、男は歌う様に言葉を紡ぐ。


「この前殺しそびれた子も見つからないし、楽しくないなぁ。まったく・・・」

轟!と突風が吹き荒れ、男がその中心に飲まれる。


脆いコンクリートを撒き散らした風が止んだ時、男の姿は後片も無く消えていた。








久々に夕食を大人数で食べた健は、自分のベッドの上で天井を仰いでいた。

「居候が・・・三人か」


ここ二、三日でこの家に活気が戻ったな。と健は思う。


たった一人で生活するには会話が要らない。

従って家の中で会話することさえ懐かしかった。


(あいつら・・・家族って言えんのかな?)

ずっと前に失った名前が心に浮かんだ。


冷え切った心に少しだけ、暖かさが宿った気がした。

「あ!お風呂!」

晩飯の後、入れる様に準備して置いたのをすっかり忘れていた。

急いで階段を下りて、脱衣所の扉を開ける。


そして気付いた。

脱衣所の床に脱ぎっぱなしの衣服が転がっている事に。

そして風呂場から聞こえる身体を流す水音。

(これは・・・死亡フラグ!)


人生のBad Endを迎えない為に健は脱衣所からの脱出を図る。


しかし事態は悪化するのが死亡フラグ。


廊下から脱衣所の方に歩いて来る足音。


「!!?」


聞こえて来た死のカウントダウンに俺の頭は真っ白になった。







次回更新に続く