昨日は「クライマーズハイ」を借りてDVDで映画鑑賞。
最近あまり映画を観ていないので公開当時に観たくても観れなかったものを借りようと思うのだが何が観たかったのかも思い出せない。
かみさんが堤真一のファンということでこの映画を借りることになった。
映画のタイトルと新聞社の話であることと日航機事故の話であることは公開当時から知っていたのだが観ようという気はなかったものだ。
1985年群馬県の御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落し死者500人以上を出した世界最悪の事故。
当時の地元新聞社の記者、悠木(堤真一)が事故の取材記事の全権デスクとなって社内権力や自分、後輩記者と葛藤しながら報道していく姿が描かれている。
事故当時私は学生だったのだがその後カメラマンという道に進み5年目の事故七回忌の時に御巣鷹山に上って取材したことがある。
映画で描かれているように山は大変険しく機材を持っての登山はかなりきつかったのを思い出す。
事故後は登山道が整備されたが事故当時は道もなかったのだから救出の困難さが伺われた。
現場は40度くらいありそうな急斜面できれいに整備され事故の様子を伺えるものはなかったが慰霊碑がいくつも建ち遺族の方たちのお参りの様子をビデオに収めた。
今思えば先輩のカメラマンたちは事故当時現場に行ったと思うのだがあまり語る人がいなかったのは不思議だ。
ストーリーのほとんどが新聞社の編集局内で進むのだが、自分も新聞社系の映像会社にいたので新聞社の編集局の雰囲気を知っているのだが記者たちの雰囲気もよく描かれていたと思う。
特落ち(他社の特ダネを自社がつかめず落とすこと)での批判や特ダネの秘密厳守やはや刷りの持ち出し厳禁などやはり自社のプライドや他社にすっぱ抜かれたくないという昔からのブン屋根性というのは未だに残っている。
映画では飛行機事故という悲惨さはあまり描かれていなかったが新聞への情熱をかける記者たちの群像劇としては緊張感とリアルさもあってよくできている映画だった。
特に自分はその現場を知っているだけに思いいれもあって観てよかった映画となった。
まだの方はぜひどうぞ。