主夫のコラム〜家事と育児とときどき手品〜 -7ページ目

主夫のコラム〜家事と育児とときどき手品〜

主なしごと
・主夫
・くじら保育園園長
・NPO法人ファザーリング・ジャパン関西副理事長


座右の銘
「笑ろてるパパがええやん!」
「いきあたりバッチリ」
「無限多様性の調和」

フェイスブックnoriaki.wada
ツイッターnontapapa

長女を妊娠6ヶ月ごろのこと、
妻のお腹がどんどん大きくなり気分が盛り上がってきた僕が、
赤ちゃんを家に迎えるにあたり最初に購入したおもちゃ、

それは「トムとジェリー」のDVD。

ワンコインDVDがではじめた頃、近所のCD屋で500円のトムとジェリーを発見。
これはいい!
家に来た赤ちゃんと最初に観よう!!赤ちゃん絶対よろこぶはず!!!
と、購入した。

産まれたばかりの乳児がどんなものなのか、想像できていなかった。
当時の僕にはこうつっこむ。

赤ちゃんは目がほとんど見えないから。
それでもどうしても一緒に観たいならせめて絵本やろ!

そのDVDを活用したのはその2年後。
長女は僕が期待したほどの反応はしてくれなかった。

乳児にはDVD「トムとジェリー」より、
絵本「いないいないばあ」をオススメします。

息子とウルトラマン映画を見に行くことが夢だった僕。
授かったのは娘2人だった。
でも「息子」とウルトラマン映画に行く夢は叶ってる。

毎年1回は甥・近所の男子・友達の息子といっしょに、ウルトラマン・ゴジラ・仮面ライダー映画を観にいく。
僕が楽しみにしてる年間行事のひとつ。

僕は30年間特撮映画を観続けている。だけど、息子たちは成長して卒業していく。

最初に行った甥は成人した。
長女の同級生も次女の同級生もすこしずつウルトラマンを卒業。
今いっしょに行ってる友達の子どもは4世代目。
そして5世代目を物色しているところ。

成長する息子たちと成長しないパパ。

ちなみに、ひとりでウルトラマン映画に入ることが恥ずかしくて息子をさそうのではない。
ひとりで平気なオタクなんだけど、ウルトラマンと仮面ライダーは「親子」で観た方が楽しい。
僕は特撮オタク。
テレビ番組ではウルトラマンが大好き。息子といっしょにウルトラマンを観るのが夢だった。

産まれたのは娘だった。
けどウルトラマン好きにしようと、絵本棚にウルトラマンの本を紛れ込ませたりしていた。

長女はパパのウルトラマンに付き合ってくれていた。
当時テレビで放映されていた「ウルトラマンマックス」は父子でずっと観ていた。

でも3歳になったとき、女の子向けアニメ「プリキュア」とファーストコンタクト。ウルトラマンに見向きしなくなった。
小学生になったら恋愛マンガ・ドラマにはまった。

やっぱり女の子は女の子なんや…と思った。

次女のときもチャレンジした。
次女は3歳で「ガラモン」と「ピグモン」の区別がつくようになり、平成ウルトラマン「ティガ」「ダイナ」「ガイア」が識別できるようになった。

平行して姉と一緒に「プリキュア」も観て「アイカツ」にもはまった。だけど小学生になってもパパの趣味にもつきあってくれる。
先日もパパが好きな時代劇「隠し砦の三悪人」をいっしょに観た。
「おもしろい!」だって。

そんな姉妹、ファッションの好みは映画の好みと反対。
長女はボーイッシュなパンツスタイルが好き。次女は女の子っぽいヒラヒラスカートが好き。

次女は1歳当時「いないいないばああそび」という絵本が大好きだった。
毎晩寝る前の絵本として読んでいた時期があった。

しかも、毎晩1回では終わらない。最後までいったら、
「もっかい、もっかい」

1冊、最初から最後まで「いないない」「ばあ」が続くだけの絵本。
大人はすぐに飽きて付き合うのがつらくなってくる。

面倒くさいのでページをとばすと
「ちがう!」
と次女が気づいてページを戻す。

次女の「いないいないばあそび」ブームは3週間続いた。

その3週間のブームの真っ最中、僕の父(じいじ)が家に遊びに来て、次女をひざに乗せて読んでたことがある。

じいじが「いないいない」というと次女が「ばあ!」とページをめくる。
じいじは飽きたそぶりも見せずに、次女に20分付き合っていた。

僕には一度も絵本を読んでくれたことがない父だけど孫はまた違うらしい。

看護師で高齢者好きの妻の言葉。
「高齢者と幼児って似てるわ。同じ話何回しても飽きひん」



「ママ、ママ…」と泣いてる幼児。
その横のパパがなだめたりすかしたり叱ったり…
そこにママがやってきて幼児をだっこする。
パパのほっとしたような悲しいような何とも言えない表情。

休日のショッピングモールでしばしば見かける情景。

わかる、わかりますよ。そのパパのつらさ。

妻が入院することになったとき。
当時3歳の長女、妻を送っていった病院からの帰りの車でずっと「ママ、ママ…」と泣いていた。
パパが横におるやん!と心で思いながらも、長女をなだめたりすかしたり「ええかげんにせぇ」と叱ってしまったり…

僕が幼児の頃、母親にこっぴどくしかられた。
泣きながら僕は「お父さん…」と口走った。
お父さんは仕事でいない。
それを聞いた母は
「お父さんがええんやったらお父さんのとこに行き!」
と叫んで別室でしくしく泣いてた。

自分がいるのにその場にいないママ(パパ)の名を呼んで泣かれるとつらい。
子どもって思ったことをすぐ口に出すから。親の気持ちを考えずに。

冒頭の光景に対して妻は「普段(パパ)が子どもと関わってへんからやん」と冷たい。
そういうケースは多いかもしれない。
でも普段の関わりなんて外からはわからないし、関わっててもそういうことはある。
だから僕はパパをジャッジせずに、勝手に共感だけしておく。

つらいよね。子どもに悪気はないけれど。