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Poetry Of Soldiers

歴史に残らない英雄たちの言葉

奪われたものを取り返すために、相手の喉笛に噛みつき血を啜り、腹を掻っ捌いてやった。


それでもわたしの心臓がみつからない。


こいつはわたしの心臓を喰らったはずなのに。


消化されてしまったわたしの心臓。


仕方ないから。


すべてを取り返すために、そいつの全身をバリバリ喰らってやった。


唇の端から血を滴らせるわたしは、なぜか美しいと思えた。


泣いて諦めない、やってやられて相手を丸飲みする快感を得る。


わたしの心が激しく共鳴していることをあなたにだけは伝えたい。


力が指先から入って全身に隈なく流れ込む。


大地と空と海と砂と緑が覆う世界。


石ころひとつ無駄などない。


そこにあるものはすべて意味がある。



それが今わたしの体を駆け抜ける。


世界を創った大きな歴史とその背景がわたしの意識を一瞬奪った。



もう一度目を凝らすそこに新世界が広がる。