前回は
『マジックの見方』
でしたが今回は
『マジックの見せ方』
について書いてみようと思います

前回も書きましたが、日本人って劣等感が強いから客に対して上から目線で話したりせずに、常に公平に対応しなければなりません
それなのに自慢しちゃったり、偉そうな態度を取ってしまう素人マジシャンが多数見受けられます
それはなぜか
またまた、はっちゃん流の考察です
1、マジックを『自慢するツール』だと思っている
『どうだ凄いだろう』と言わんばかりのマジックをしてしまう方へ
マジックは自慢するものではありません
コミュニケーションを円滑にするためのツールです
自分が偉いと勘違いしてしまう気持ちも分からない訳ではありません

どんな初心者でもマジックを見せれば必ず
『すご~い』
って言われちゃいますから

しかしそれは貴方がすごいのではなく、マジックの仕組みがすごいだけです

よく政治家や医師が
『先生、先生、』と常日頃呼ばれていて、なんだか自分が偉くなってしまったような錯覚を覚えて威張ってしまう方が大勢いらっしゃいます
しかし大半の人は貴方自身ではなく『肩書き』だけが偉いだけという人
ばかりです
ホントに優秀な人は常に謙虚で他人を良く褒め、陰で努力をするような方です
威張ったり、ふんぞり返ったりする必要が無いんです

2、仕掛けを教えたがる
『自分はこんなに凄い技術を持っているんだゾ』
『自分はこんなに凄い情報を知っているんだゾ』
そんな気持ちから、進んで仕掛けを披露してしまう方がいらっしゃいます
きっと自分の持ち味や個性を表現出来ないのでしょう
ちょっと悲しいです

是非、人と人とのコミュニケーションが円滑になるようなマジックを披露出来るよう、練習に励んで下さい
マジックをやっている皆さん
貴方は偉くも無いし、凄い人間でもありません
常に謙虚に、愛を持って接して下さい
『あの人って手品も素敵だけど、人間的にも素敵だよね

と言われるマジシャンになって下さい
それこそが本当のマジシャンだと思いませんか?