インドのカースト制度に立ち向かう青年を描いた、リズムそのものが物語を動かしていく映画。
ムリダンガムを作る職人の息子ピーター・ジョンソンは、父の跡を継ぐことには興味がなく、奏者になることを志す。
しかし、そこにヒンドゥー教社会に根付くカースト制度による差別と被差別の壁が立ちはだかる。
カースト制度の壁を音楽で乗り越えようとする青年の姿が切なくて力強い。
とにかく、音楽というより「リズム」に乗ってストーリーが進んでいく。
変拍子のリズムと、それを奏でる民族楽器を観てると、人類は地続きなのだという感覚に納得させられる。
ムリダンガムもそうだが、打楽器って世界共通の言語ではないかな?
しかし「何の罪でこんな息子を背負う」って強烈と言うか、宗教観の違いと言ってしまえばそれまでだが、日本であれば道徳観の問題として受け取られるのではないかな。
