細かいことは気にしない、父を訪ねて中国まで行った少年と突然父親になった男のヒューマン風味のドタバタコメディー。
母ミヨン(キム・ハヌル)と2人で暮らしている小学生のテボン(ムン・メイスン)は、父親のことが知りたくて、母の友人である産婦人科医オ・ジョンテ(イ・ソクチュン)から父親の情報を入手し、父親であるシュウ・リイェン(シュウ・リイェン)がいる中国へ1人で向かってしまう。
テボンはやっとの思いでリイェンの家に辿り着くものの、門前払いされ警察に突き出されてしまう。
リイェンは芸術家としての盗作疑惑に悩まされており、実業家の父チュシン(シュウ・チュシン)とも会社のことで揉めている最中だった。
一方ミヨンはテボンを探しに中国へと向かい、無事にテボンと会え、韓国に帰国しようと空港に向かうも、飛行機のチケットが取れない。
そこで、リイェンの祖母(ルー・チュン)の提案で、何かと事情がありそうなリイェンとその家族の旅行に3日間同行することになる。
基本は「家族づくり」の話なんだけど、とにかく子役ムン・メイスンの顔面ドアップが多く、無邪気さと可愛さをこれでもかと押し出す演出が続き、少し醒めてしまった。
そもそも「自分は精子バンクによって生まれた」という情報を小学生が知り、その提供者の名前をパソコンから抜き出すというのも非現実的。
そして一人で飛行機に乗り、中国まで行けてしまうという設定も、潔いほどぶっ飛んでる。
細かいことを気にしてると最後まで観れないので、自然とながら観になる。
この映画はリアリティよりも「親子が家族になっていく過程」を描きたい作品なのだということはよく分かる。
ただ、映画としてはツッコミどころが多く評価に迷ってしまうが、童話やファンタジーとして小さな子どもと一緒に観るのはアリだと思う。
