2000年前後の韓国映画界では、『シュリ』の大ヒット以降、“南北問題+アクション+メロドラマ”路線の作品が量産された時代。
本作も、その流れの中で作られた一本!
しか〜し、ストーリーがない。
だから起伏がない。
だからテンポがない 。
という、三拍子揃った忍耐が試される映画。
でも、意地で最後まで観たった。
ストーリーは韓国の特殊部隊にまつわる話で、開始早々テロ事件が発生するが鎮圧には成功する。
しかし隊員に負傷者が出る。
そして、これが一番の謎なんだが、カン・ジヨン(パク・イェジン)が「オッパ!」「オッパ!」の連発で、彼女は目に見える男すべてに「オッパ!」と連呼する。
思わず「お前はガチョウか?」と突っ込みたくなった。
しかも、その“オッパ”が血のつながった兄なのか、恋人なのか、ただの知り合いの兄ちゃんなのかがまったく分からんから、自分はジヨンに「催眠術でもかけられてるんか?」という気になる。
終盤になって、特殊部隊の副隊長カン・ミンシク中尉(チャン・ドンジク)の妹というのが分かるが、時既に遅し。
こっちはもう、「一体何を見せられてるんや……」状態で出来上がってるから。
ラストでは、「南北統一コンサート」らしい場所で銃撃戦が始まったので、日本でも大ヒットを記録した『シュリ』の二匹目を狙いにいったんじゃないかと思う。
ロマンチックな感動アクション映画を目指したかったんだろうが、開始早々のテロ鎮圧シーンで隊員が負傷したあたりから、急激に失速していく入り方が逆に秀逸。
そもそも映画としては破綻してるので、根性試しに観るにはオススメ。

