サイコパスが入れ替わる『デビルズ・ゲーム』 | 三匹の忠臣蔵

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ボディチェンジで連鎖殺人魔を捕まえようとした刑事の悲惨な末路を描いたサスペンス・スリラー。
原題は「悪魔」。
話を広げすぎた作り手が、最後はどうしていいのか分からなくなったかな。

サイコパスの連鎖殺人犯チャ・ジニョク(チャン・ドンユン)を追いかけて崖から転落し、一時は行方不明になった刑事チェ・ジェファン(オ・デファン)。

葬儀の相談をしている最中に、ジニョクとジェファンが仲良く現れる。
怪我をしていた二人は病院送りになるが、ジェファンの舎弟キム・ミンソン(チャン・ジェホ)が二人の体が入れ替わってるのではないかと疑い、実際にジニョクの協力で連鎖殺人魔のメンバーの一人イ・ジェチョル(ソン・ジョンハク)を検挙する。

この成功が仇となり、皆さん深みにハマっていく。

 

 


 

 

元はと言えば、ジェファンの独り相撲からの失策で、言ってみればミンソンは犠牲者的なお人好し。

サイコパスのソンマン(シン・スンファン)までは良かったけど、ここからジェファンの自業自得と、コイツが一番のサイコパス状態になり、話のスジがわからなくなる。

多分、作ってる側も話を広げたはいいが、どう畳めばいいのか分からなくなったのではないかな。
なので、終盤はストーリーが迷走する感じがした。

入れ替わるきっかけも、ネタとしては薄い。
もう一つエピソードを絡めて、設定に厚みを持たせた方が良かったのではないかな。

ソンマンがジニョクに対して敬語を使うシーンがあるが、あそこは笑うシーンではないはずなのに、思わず笑ってしまった。

それでもチャン・ドンユンとオ・デファンの演技は良かったが、悪魔に見えたかと言うと、ただのアホにしか見えんかった。

ユン・ビョンヒの使い方も中途半端で、三人のサイコパスの中で一人だけ毛色が違い、そもそも殺人魔に見えんし。

サイコパスの軸がブレて、設定は面白いのに作りて自らが物語を破綻させてしまった、という感じがした。

 

 

 

デビルズ・ゲーム:ボディチェンジと刑事のサスペンス