生者と死者をつなぐ“鬼門”を軸にしたホラー・サスペンス。
鬼門とは、幽霊が出入りする門のことで、この門が開くと、過去と現在がつながり、幽霊と人間の空間が結びついて、超常的な空間が開かれるとされている。
1990年に大量殺人事件が起きた修練施設の工事現場から遺体が発見され、巫女(イ・ファヨン)がお祓いを執り行うが、命を落としてしまう。
息子のドジン(キム・ガンウ)は、母の無念を晴らすため、修練場の「鬼門」から乗り込む。
ここは心霊スポットになっていて、ヘヨン(キム・ソヘ)、テフン(イ・ジョンヒョン)、ウォンジェ(ホン・ジンギ)の大学生3人組の先客がいた。
ドジンは彼らとともに、殺人犯キム・ソクホ(チャン・ジェホ)によって命を奪われた地縛霊たちを解き放つための戦いに挑む。
暗闇とライト、そしてドッキリ系の音響演出の連続で、映画館向きな作品。
プロットがしっかりしてて、ストーリーの核となる事件もあり、サスペンス・ミステリーのような展開になってる。
主役のキム・ガンウの演技もいいので、全体として悪くない。
廃墟となった修練施設は、あの世とこの世、過去と現在が共存する、時空を超えた“空間”として描かれており、犠牲者たちは地縛霊となってそこに閉じ込められていた。
というのがオチなんだが、これは早々に気づくので、“もう一段”欲しいというか、もっとドラスティックな演出があっても良かったと思う。
肝心な後半が、ただ驚かすだけになってる印象で、アイデアは面白いのに演出がもったいない作品やったかな。
