日本映画の名作_『名もなく貧しく美しく』 | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

よくある再上映で、小さい頃に映画館で観た覚えがあるが、内容はまったく覚えていなかった。
それでも看板のイメージだけは、うっすらと記憶に残ってる。

耳が聞こえない夫婦の物語で、戦後日本の暮らしぶりも丁寧に描かれてる。
“目で観る映画”なのでながら観ができず、字幕も読まなあかんしで、洋画を観てるみたい。

一人目の子どもを亡くす理由が悲惨で、それでも二人は路上の靴磨きで生計を立て、やがて息子の一郎が生まれる。

この一郎が学校に入ると、耳の聞こえない親のことを恥ずかしく思うようになり、それが理由でいじめにあう。
それでも高学年になる頃には、それを乗り越えてる。

アキラが訪ねてくるシーンでは、てっきりハッピーエンドになるのかと思った。
まるで韓国映画みたいな結末で、「そのまま救ってやれよ!」とも思ってしまう。

よく韓国の映画監督が、この時代の日本人監督を尊敬するとい話を耳にするが、韓国映画の救いがない結末のルーツは「これやったんか?」と思ってしまう。

高峰秀子の、表情だけで感情を伝える演技は本当に見事で、ぶっきらぼうな小林桂樹との夫婦の絆が心に残る。

静かで、ほとんど字幕を追いながら観ることになる日本映画なんだが、それでも最後まで目を離せない展開で、見応えがあった。

そういえば、「つんぼ」という言葉も、今では聞かなくなったな。

 

 

 

聋哑夫妇的悲伤电影海报