「これが私の人生」、邦題と全然違う内容だった。
まぁ、常識や習慣に立ち向かうなら孤独を受け入れるしかないので、そういう意味かと思う。
人づきあいを避けひっそりと生活していたフレッドの前に、ある日突然、言葉も話さず過去も分からないテオが現れる。
同時に妻と子の写真が映し出される。
テオの妻と子を思い出すようなも振る舞い。
いきなりで「え?」と思ったが、これが意外な結末が待っている。
テオと食事するシーンで、しきりにフレッドがマナーを教える。
食事の習慣と言ってもいい。
はじめはフレッドがテオをどうするのかという話に見えるが、ここからフレッドの過去と価値観の問題になってくる。
ラストは原題のマッターホルン、そして歌詞もいい。
見はじめた時とは全然違う気持ちになります。
オランダらしい、いい映画です。
