正統派“泣き”系映画【幼い王子様】 | 三匹の忠臣蔵

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仕事を言い訳に家族を遠ざけていた男が事故で独り身になってしまい、たまたま出会った男の子を通じて自分を取り戻していく、家族の愛を描いた物語。

音響効果師のジョンチョルは、事故現場から鳴った妻ウン・ヒス(シン・ドンミ)の電話を無視し、仕事に熱中するため、電話機の電源を切ってしまう。
彼はこの電話でヒスと息子ウンギュ(チョン・ユンソク)を失い自暴自棄になる。

そんなある日、駐車場での接触事故をきっかけに、少年ハン・ヨンウン(カン・スハン)と出会うが、付き添っていたキム・ソノク(チョ・アン)とは反りが合わないが、付き合いは始まる。

ヨンウンが抱える体の問題を抱えていて、ジョンチョルが抱える心の問題を抱えている。互いに傷を抱える二人が、交流を通じて友情を築きジョンチョルの再生物語になる。

と、いかにも「泣かします」というストーリーだが、響かんかった。
ジョンチョルとヨンウンはまぁいいとして、ソノクがプチぶっ飛んでて、共感できなかった。
そもそもソノクの設定自体いらないと思う。

ソノクがアナウンサーの面接の際のやり取りは、どこからどう突っ込んでも面接官の言う通りで、彼女が”病んで”るようにしか見えない。
このシーン以降をすべて台無しにしたと思う。

恐らくヨンウンを取り巻く環境を関節的に補完したかったんだろうけど、ちょっと場違いかな感じがした。

しかし冒頭の音響効果師をテーマにしたシーンは良かった。
「ようこそ映画音響の世界へ」というハリウッドがあったが、つかみとしての印象は良かった。