町山智浩 金正恩暗殺映画 ザ・インタビュー公開中止騒動の真相を語る
町山智浩:国際バカです!国際的バカ事件で、アメリカのオバマ大統領もバカだし、真面目にコメント出している北朝鮮もバカだし、作っている奴もバカ!これにGOサインを出したソニーもバカ!
これ、まあ簡単に説明しますと、ソニーのアメリカのハリウッドの映画会社が作った『ジ・インタビュー』という映画が、北朝鮮の金正恩第一書記を暗殺するっていう内容だったんで、北朝鮮がクレームをかけたと。
で、その頃ですね、ソニーのハッカー事件が同時にあって。
ソニーの映画のまだ未公開のやつとかがインターネットにリークされたり。007の新作のシナリオが流れちゃったりしてたんですけども。
で、その後、ハッカーが『北朝鮮をバカにするような内容のジ・インタビューの公開を中止しろ』って言ったんですよ。
CIAとかアメリカの大統領が正式なコメントで、こういったことは許されないみたいな話をして。北朝鮮側の犯行であるんじゃないか?みたいなことを言って。
『この映画を上映したら、映画館に対して911テロみたいなことが起こるよ』という脅迫があったんで、映画館側が、アメリカのほとんどの映画館が上映を控えたんですね。
だから、ソニー側としても上映してくれる映画館がないから、上映中止ってことになったんですよ。
オバマ大統領が『ソニーはそれは失敗だと思う。ソニーの選択は間違っていると思う』という風に言って。
ソニー側は逆に反対して、『映画館がやってくれないって言うんだからやるのはおかしいし、観客の安全を第一に考えるのが仕事だから。
私たちの選択は間違っていない』っていう風に反応したんですよ。
まあ大真面目な世界じゃないですか。これって。でも、これ絶対くだらないんですよ。
これ、日本の報道とか、『映画自体がどういうものなのか、ちゃんと確認してるのか?みんな』って思うんですよ。
大統領も含めて。
『この映画は主人公がお尻の穴に秘密兵器を入れたりする内容であり・・・』、『ああ、この人はあれを見たんだ』っていう(笑)。
とりあえず笑えた。www
1日早いいえクリー。