西村経済再生相、 酒提供で金融機関要請の方針撤回 | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
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1都3県以外は有観客ということで決まり、静岡は入れるらしい。個人的にはコロナがどうのと言うより無観客の方が良かった、その方が競技のシズル感をじかに感じれるので。

金沢は16日からワクチンの接種券が来るらしいけど最短で打ったとしても22日には間に合わんので免疫無しで行く事になるわけで、逆に持って帰ってくる事にもなるねんよな。

それこそボランティは全国から集まる、しかもMTB会場なんで宿舎で過ごす事になるけど遠方の希望者で一杯らしい。
2週間を切ったけど迷ってる人もいて逆にやる気満々の人も多いらしい、ただ錯綜した心理状態でオリンピックを迎えるのは間違いない。

西村経済再生相、 
新型コロナウイルス対策として、酒類提供停止に応じない飲食店との取引を行わないよう酒類販売業者へ要請。
金融機関にも働きかけ。

酒の提供ができないようメーカーや金融機関も手伝えってことに対し、法律的根拠もなしに、なんでそんなことが出来る。
やるならちゃんと法律作って統制するなりすればいい。

なかには憲法を改正すべきとか言ってるけど、「法律的根拠もなしに」のノリで、いくなら日ごろおなじみの「行政指導」に対しても声を上げなバランスとれんと思う。

常日頃からメインバンクや業界団体から情報集め、許認可権や補助金をちらつかせて思い通りに操る行政指導は彼らの「お家芸」そのもの。なので何ら問題も感じずの平常運転で、法律根拠なんか気にしない気にしない。

序に言わせてもらうと、明治維新までの日本は幕府が地方の城主を上意下達で操ってて、維新後にこの仕組をそのまま引き継いだのが旧内務省。
この藩の枠組みは未だに残ってて、北陸は前田家があった石川県、金沢が中心で、例えば福井県や滋賀県はなんぼ力をつけても末席。

内務省解体後に、この機能の一部を引き継いだのが今の総務省で、知事に総務省出身者が”多かった”のはこのため。

これで総務省を頂点とする地方統治システムができ、それを補完する役割として総務省や他の省庁も業界団体や企業団体を作るようになり、それぞれが統治権を握るようになった。

代表を呼びつけて一言いえば末端まで操れる便利な仕組みで、統治権を担保してるのが「行政指導」。

 

 


そして「酒提供で金融機関要請の方針撤回」って当たり前というか、なんでこんなのがニュースになるんかな。

普通に「金融機関から要請を働きかけてもらう」と言われた彼らに出来るのは「はがす」「貸さん」で、国が銀行に対して、居酒屋相手に金融制裁やれと言ってるようなもん。

銀行は規制業種の代表選手みたいなもんで、国から指導や要請があれば寸分の狂いもなく、遅滞なく、完璧に実行する。
休業要請に応じない飲食店の情報を金融機関に提供するとも言ってたし、フィリピンの大統領でもあるまいし、撤回や謝罪で済む話ではない、普通に考えて罷免。

亀井静香さんが金融担当大臣やったころ、中小零細を絶対に潰すなと言ったらそのまま実行して地方銀行なんか返り血浴びても貸し続け、本来潰れるべき会社が生き延び、結果的に銀行、特に地方銀行はボロボロになった。

それでも当時の銀行は血みどろになりながらも、愚痴は言っても文句は言わんかった。

それは亀井さんが暮らしを知ってたから。

今の議員さんは暮らしを知らん人も多く、2世3世議員は見えるものだけを見て、手に触れる相手とだけ”商売”してるので、発言がもつ意味も知らずに喋って、簡単にひっくり返したら良いと思ってる、安易に。

無免許でそのまま居座る人もいるし、政治家はその国の国民の鏡と言うけど粉々に割れてるやん。