天気は快晴。
27年前の今日、1993年10月31日にライトバンに荷物を積んで金沢にやってきた。
大阪出る時の天気がこんな感じで、神田PAでこれでもかって大っきいおふくろのおにぎり2つ食べて休憩。
それが敦賀を越え尼御前をすぎると、鉛色の低い雲に高波で荒れる海。
寮に荷物をおろし小雨のなか近所の飲み屋で一杯、お店の中は暖房効いてたけど寒いのなんの。
同じカウンターのサラリーマンはワイシャツ一枚で飲んでて「これだけ違うんやな」と妙に納得した。
それで明くる日、映画のような横なぐりのみぞれに暗い空、「なんやこの天気」が何回も何回も口から出て、こんなのがこれから続くんやと覚悟した。
11月が近づくとこの時のことを今も思い出し、ピーカン大阪から鉛色の金沢へ来た自分にとって「11月は冬へのスイッチ」となった。
明日は晴れるらしいけど。