映画を作る人々が、映画そのものの中に入り込み、そこでまた新たな物語が生まれていく、見方によってはエンドレスに続く脚本物語といったところかな。
消えそうで消えないラストが印象的で、あれは人の頭の中を表現してるのではないかな。
何かをする時に、わからないからその中に入っていく。
理解できない人たちがいたらその環に入っていく、みたいな感じかな。
入ることで新たな発見があり、その発見を元に新たな繋がりができていく。
繋がりには果てがなく、アイデアの作り方の一つの手法にも思える。
恐らく取り壊された旧慶州駅だと思うけど、慶州の綺麗な景色を背景に透明感のあるストーリーに朗読劇が加わり、目を閉じて想像させる演出は面白いと思う。
盗んだ盗んでないという一見ヤバそうなネタにも関わらず、最後まで静かに見ることができた。