今の境遇から抜け出そうと共闘する女二人のハードボイルドなアクション映画。
スジン(チョン・ドヨン)は、元ボクサーのトクプル(チョン・ジェヨン)に殴られながらも一緒に暮らす、場末で歌う歌手。
出会い頭の衝突事故で偶然知り合ったギョンソン(イ・ヘヨン)とスジンは、示談の過程で意気投合し、二人はトクプルが経営するヤミの闘犬場の売上金の強奪を計画する。
ところがキム・クムボク(シン・グ)から八百長試合の話が持ち上がり、本物の警察も絡んでくる。
「ここまで殴られたのはなんやったん」というラストのオチは、ホッとする。
イ・ヘヨンを筆頭にチョン・ジェヨン、チョン・ドヨン、皆さん体張ってて、W主演の女優が凄まじく叩かれながらも戦う姿は闘犬そのもの。
韓国では犬にまつわる慣用句が多いので、何かそういう意味が込められているのかと思ったけど、「ケパン」くらいしか思いつかんかった(笑)。
しかも、男性がここまで女性を殴りまくる映画も珍しいのではないかな。
単なる“かっこよさ”ではなく、“痛み”を伴うリアルさを感じる。
アクションと独特のカメラワークがイカしてて、今でも通じると思う。
キム・クムボクのボディーガード(チョン・ドゥホン)との乱闘でトクプルはクズっぷりを発揮していて、笑えるほど卑怯。
ちなみに途中までチョン・ドゥホンをチョ・ヒボンと思ってたが、この格闘シーンでサイズの違いで気付いた。
とにかく乱闘シーンが多く、カークラッシュも多いのは、さすがリュ・スンワンという作品。この人の作品はいろんな意味でクールやね。
イ・ヘヨンのアクションが見もので、ポン・ジュノが取調刑事役で出てきたけど、わかりにくいと思う。
