原題「大巫歌(テムガ)ーあなたの恨を興へ!ー('대무가' 당신의 한을 흥으로!)」で、伝説の運數大通を呼び込む秘訣(전설의 운수대통 비법=伝説の大吉運を呼ぶビート)で「大巫歌」の伝説的なリズムに身を任せ、フリースタイルの祈祷バトルを繰り広げる神に憑かれた巫女たちと一攫千金を狙う男の痛快コメディ映画。
まず伝統文化と現代文化をエンターテインメントとして融合したことは評価できるが、サブタイトルの”恨を興へ”とは違うと思う。
しかしだ、なんとなくストーリーは想像できて、そのとおりに進むけどアレもコレも中途半端で消化不良。
移住契約書を探す女とのバトルが面白かったが、その後がスローテンポでラストの祈祷バトルはブレイクダンス調でやりたかったんだろうけど、いかんせんモサモサしててテンポがない。
アイディアは良かったのに振り切れてない感じでもったいない。
ムダンを演じたパク・ソンウン、ヤン・ヒョンミン、リュ・ギョンスもよくやってたし、立ち退き屋のチョン・ギョンホは意外な役柄をこなしてたと思うが、ペク・ヒョンジュの存在感が半端なかった。