昨日、自転車ネットワーク形成に向けた勉強会へ行ってきた。
自転車ネットワーク勉強会は、歩行者・自転車・クルマのそれぞれが安全に安心して通行できる道路空間の創出に向けて、学識者、国土交通省金沢河川国道事務所、石川県、金沢市、警察機関が連携を図りつつ、面的な自転車ネットワークの検討、試行、整備を継続的に展開していくために、国・県・市・警察・その他関係機関が取り組む自転車関連施策についての情報の共有化を図ることを目的として設立された協議会。
去年に続き。2回目の参加。
まず、金沢自転車ネットワーク協議会会長の高山さんと国土交通省金沢河川国道事務所所長 森本さんの挨拶で始まった。勉強会は3部構成になっていて第一部、自転車利用環境整備に関する金沢の取り組みについての発表から。
金沢市内における自転車走行調査について
国土交通省金沢河川国道事務所 調査第2課/鈴木 邦夫さん
金沢駅西50m道路の取り組み
石川県 土木部 道路整備課/山 道明さん
県道東金沢停車場線自転車レーンの事後評価の取り組み
石川県 県央土木総合事務所 維持管理課/二木 美和さん
中央小学校周辺地域における自転車走行指導帯の設置
金沢市 歩ける環境推進課/中山 哲也さん
地域住民(町会)と協働で行う歩行者・自転車・クルマの交通安全対策
地球の友・金沢/三国 成子さん
- 金沢市立中央小学校地区での取組み、
毎朝500台の自転車が通過します。多くの自転車が狭い道路を左右関係なく走っており、迷走・逆走も多く通学する子供達はもちろん、通行する自転車・クルマのも安全を求める声がわれわれ「地球の友・金沢」へ寄せられた。
地球の友・金沢はまず「地域の交通安全対策検討委員会」を立ち上げ、地域の関係者、交通安全推進隊、児童見守り隊の方々にも検討会メンバーになっていただき、このメンバーに加えて行政関係者、警察、関係する高校、小学校の先生にも参加し、議論を重ねアンケートを実施し、金沢市の「自転車走行指導帯」設置を受け、街頭指導を行い自転車の左側走行を周知した。
アンケートはダウンロードしてご覧いただけます。
金沢市公共レンタサイクル「まちのり」について
金沢市 歩ける環境推進課/中山 哲也さん
自転車のルール・マナー向上の取り組み
金沢市 歩ける環境推進課/東 正彰さん
続いて第2部、自転車利用環境整備に関するこれからの取り組みについて
基調講演「自転車ネットワーク施策のこれからの方向」
東京工業大学/屋井 鉄雄 教授
金沢自転車走行空間整備ガイドライン(素案)
国土交通省 金沢河川国道事務所 調査第2課/杉本 敦さん
自転車の交通事故防止対策事故
石川県警察本部 交通企画課/寺瀬 秀昭さん
第3部の意見交換会にはあいにく参加できなかったが、全体的な感想はタイムテーブルに沿った議事進行が今後の課題かな?でも石川県で自転車環境に携わるベストメンバーが揃っての勉強会。自転車ネットワーク施策に関するテクニカルな話から交通安全教室などのイベント運営、そして地元住民とのコミュニティ形成までと、幅広いテーマの話を一度に聞けて大変勉強になりました。
講師の方々、運営の皆さま、ありがとうございました。