1950年代のアメリカで起きた実在の事件「エメット・ティル殺害事件」を描いた作品。
アフリカ系アメリカ人の公民権運動を大きく前進させた母親の愛と正義の物語。
反リンチ法が成立するのに67年もかかった。
しかしリンチで人を殺すって、しかも14歳の子を大人が。
そして川に捨てる。中には黒人もまじっていた。
「息子の遺体を見世物にするなんて」「静かに弔え」
黒人の有権者登録は今でも問題になっていて、黒人が投票所へ入れないようにしているという。
だから紙の投票ではなくデジタルに切り替えることを拒んでる。
宗主国なのでアメリカのことを悪く言えないし、持ち上げざるを得ないのはよく分かるが、これがアメリカの現実。
エンドロールで関わった3人のその後が語られるが胸糞すぎる。
差別の本質は今も変わらない。