穢多出身という出自を隠して小学校の教壇に立つ教師の自らの出自に葛藤する姿を描いてます。
穢多とは、元々は鷹などを飼うための餌を取る職業を意味しており、それが転じて殺生を業とする者全般が穢多と呼ばれるようになった。
子どもの頃、近所には朝鮮の子、中国の子、沖縄から河川工事の人夫として越してきた子、部落の子が普通に仲良く暮らしてた。
火葬場が近所にあり、家の裏には土建屋の事務所もあって、入れ墨したおっちゃんが屯していたけど、みんな仲が良かった。
日本人以上に貧しいにも関わらず、中国人の家に行くと厨房の裏でお腹いっぱい中華料理を食べさせてもらった。
顔を見ると「ご飯食べたか?食べていき」と言い、焼き肉(ホルモン焼き)をお腹いっぱい食べさせてくれた朝鮮人。
それが小学校の高学年になると、たらふくタダメシ食っといて差別する側に回ったやつがいた。
面と向かって「朝鮮人と遊ぶなと言われた」「お前、部落のやろ」「沖縄帰れ!」。
やがて中学生になると彼らも黙ってない、ボコボコにされたたな。
★暴漢に襲われ、被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎の演説がリアルに今も残ってるので置いておきます。
部落差別がなくなとしても、新しい差別が生まれるかもしれない。
愚かではないか弱いものだ、弱いから差別する。
呪われた烙印をなくすために戦ってる。
ロシアでは革命が始まった。
赤狩りの理由がここにある。
自由と平等を語ってはいけないのか。
戦争で犠牲になるのは庶民。
国のために戦って死ぬことは男の本懐、政府を批判するな。(吉本芸人がよく口にするな)
国家の一大事、国が滅んでも良いのか。(それなら自分がいけよ、真っ先に)
穢多(エタ)のくせに、人間にしてもらったのに(日本に住ましてやってるのに)
反対する者はアカ、共産主義者。(今風に言うと左翼、活動家)
議員となって私腹を肥やすことが目的。(裏金ポッポナイナイ議員さん多数)
金のために高邁な志を売り渡しても良いのか、
浅ましいと思わないのか、恥をしれ。(数字が稼げればなんでも流すメディアと称する人たち)
穢多の分際で生意気なことを言うな(外国人の分際で)。
我は穢多だ、されど穢多を恥じぬ(外国人の皆さんはコレ)。
