新年まで残った一週間を、少しでもより幸せな時間にしたい4組のカップルの、新年前夜をオムニバス形式で描いた作品。
クリスマスから年越しという時期を背景に、それぞれのカップルが人生の転機を迎えるという共通のテーマでつながっている。
同じ時間軸の中で、複数の物語が並行して進行しているので、群像劇を見ているような感じ。
サッカーで例えるなら、複数の選手が自由に動き回れるゼロトップのような。
各パートは、アルゼンチンに逃げた現地ワイナリー配達員イ・ジェホン(ユ・ヨンソク)と、彼氏から一方的に離別通知を受けあてもなくアルゼンチンに発ったスキー場非正規職ミン・ジナ(イ・ヨニ)。
詐欺に遭って結婚資金を奪われた旅行会社代表オ・ヨンチャン(イ・ドンフィ)と、中国の新婦ヤオリン(チェン・ドゥーリン)。
そして、国際結婚を望む未来のお姑さんオ・ヨンミ(ヨム・ヘラン)。
身辺保護業務を引き受けることになった刑事カン・ジホ(キム・ガンウ)と、離婚訴訟中の身辺保護を要請したリハビリ・トレーナー、イ・ヒョヨン(ユ・インナ)とヒョヨンの夫(ソ・ヒョヌ)。
パラリンピック国家代表キム・レファン(ユ・テオ)と、愛の前にどんな障害もないと信じる園芸師ハン・オウォル(チェ・スヨン)。
この他に結婚博士 ミラン(ラ・ミラン)など、韓国若手名優百科事典のような出演者がズラリ。
全体にゆったりとした印象ではあるが、最後まで見られる。