ストーリーとしては面白いと思う。一応はミステリー・サスペンスなんだろうけど、ハン・ソッキュとキム・ヘスが”どうしてもコメディにしよう”としていて、話が脱線すると境界線をなぞることで、最後はうまくまとめてる。「何やねんコイツら」という感じの作品です。
事故(?)で夫ハム・ギス(パク・ウォンサン)を亡くしたチェ・ヨンジュ(キム・ヘス)は、中学生の娘ハム・ソンア(チウ)と二人だけで暮らしていた。
経済的に困ったヨンジュは、空いている2階を貸すことに決める。 そんな時、自分を作家だと言うチャンイン(ハン・ソッキュ)が、2階部屋に引っ越してくることになる。
入居後、機会をうかがっていたようにチャンインは、ヨンジュ親子が留守にすると、1階に降りてきて何かを探すような怪しい行動をし始める。しかしヨンジュは補償金のことで頭がいっぱい。
ここは狙った策略なのか、チャンインとヨンジュは深い仲になり、留守宅に侵入するが閉じ込められてしまう。
一度は出れたんだが、また閉じ込められるチャンインが不憫で笑ってしまう。
結局、”2時間差で逃した探しもの”は見つからなかった。
ヨンジュが警察を呼んだことから、これまで見守っていた町内の住民たちはチャンインの正体を疑い始め、警察もチャンインに疑いをかける。ヨンジュ自身も疑い始めるのだが、確認の仕方がスパイみたい。
ここからラストまでは評価が分かれると思う。
しかし「2階の悪党」とはよくつけたな、邦題もいらんことをせずに、そのまま訳してればいい。
