地元のTSUTAYAにもなかって見れなかった作品。
いつも一人で行動するユ・ジナ(コン・スンヨン)。
一人暮らしを謳歌してるというより、結果的に一人になったのではないかな。
カード会社のコールセンターで働くジナは、新入社員パク・スジン(チョン・ダウン)の教育担当になる。
氷のようなジナに怯えながらも、必死にきっかけを作り、距離を縮めようと昼食についてくるスジンに、ジナは次からくるなという。
これ、どちらの気持ちもわかるけど、なんぼなんでも「食事についてくるな」はないな。
理不尽な苦情電話、スジンにすぐに謝れと言うが「自分には落ち度がない、なぜ謝るのか」の問に答えられないジナ。
スジンのタイムマシンへの対応は面白い。共感しようとするスジンと他人との壁をつくるジナとの対比とも、言える。
そして新入居者のお隣りさんハン・ソンフン(ソ・ヒョヌ)への対応も、どこか試されてるように見える。
本当に、一人暮らしが長い人間は協調性に欠け、他人と接することが苦手で、乾いた人間になるという偏見。
お一人さんの本質は怒りか?いつも怒ってる様に見える、何かに怒ってる、その怒りはどこからくるのか。
そんな時、誰にも知られず一人で死んだ前入居者の「祭祀」を行うソンフン。
それを見てジナは、スジンに電話をし離別の挨拶をする。なぜ、優しくできなかったのか気づいたんだろうな。
最後はお母さんを泣かせてばかりだった父親を許し母親も送る。
憎たらしいクレームの電話内容に映画の話と思うなかれ、これ現実。
こんな電話するやつは普通にいるので。
