韓国3大未解決事件のひとつ「華城連続殺人事件」をモチーフにした作品。
朴政権時代にブラックリストに載せられた腹いせではないだろうけど、これでもかって警察を無能に描くポン・ジュノ監督と演じるソン・ガンホ。
韓国警察はこの事件の捜査に205万人の警察官を配備。2万1280人が捜査対象となり、容疑者となったのは3000人。
容疑者とされた人の中には自白強要の拷問に耐え切れず自殺した人、冤罪で投獄された人もいて、ここは光州事件とオーバーラップするので、余計に警察をコケにしたかったんだろうな。
結局、警察は捜査の失敗を認めて公開謝罪をしたらしい。
この作品以降、「無能な警察・検察」はエンタメでは鉄板ネタになり、韓国の警察や検察を無能に描くきっかけになった作品ではないかな。