はじめは戦争のPTSDかと思っていたら、いやいやこれをロシアが作るか。
しかもセリフがまったくないので、見たままをどう思うかはこっち側の問題なんだが、恐らく多くの人が同じ感想を持ったと思う。
音声がない無言劇で、これだけ強烈なメッセージを送るってすごすぎる。
ロシアは言論の自由がないと言うが、逆にこんな映画を日本で作れるかな。アメリカに物申す映画を。
同じテーマの作品の「オッペンハイマー」に比べたら、圧倒的にこちらの方が撮影技術が上で、メッセージの伝え方も上手い。
心に刺さるラストは「言葉では表せない」、これが言いたくて無言にしたのか。
久しぶりにいい映画を見た。