原題は「チャンピオン」。
マ・ドンソクが「腕相撲をすれば面白い!」というアイディアから生まれた「腕相撲チャンピオンへの挑戦」を描いた、腕相撲一つでのし上がる心優しい男の物語。
ロサンぜルスで一時は、腕相撲世界チャンピオンを夢見たが、夢破れ、エージェント、パク・ジンギ(クォン・ユル)と共に韓国に戻るマーク(マ・ドンソク)。
遠い昔に別れた母の住所を訪ねて行くと、会ったこともない妹を名乗るイ・スジン(ハン・イェリ)が子ども二人と住んでいて、母親探しとチャンピオンへの挑戦が始まる。
「腕相撲をすれば面白い!」というのは、上腕二頭筋が絵になると考えたんだろうな。
マ・ドンソクは、俳優になる前にボディビルダーにしてトレーナーもやっていたし、18歳の時に家族とともに韓国からアメリカに移住したので「移民としてアメリカに行った」も自伝のように描ける。
はち切れんばかりのシャツに、ピッチピチの上腕二頭筋ほど絵になるものはない。
腕の太さを強調した上腕二頭筋から繰り出される強烈なパンチ、これが「犯罪都市」のメインコンテンツでもあるし。
ここ一番でマ・ドンソクの上腕二頭筋をアップで抜いて、フォーカスするカメラワーク。
シルベスター・スタローンでもない、アーノルド・シュワルツェネッガーとはまた違う、「マッチョ」というキャラクターとして「マブリー」ができあがった作品とも思う。
「悪人伝」ではヤクザのヒールを、本作では子どもを使うことでヒーローのように、子どもにも憎まれない、怖がられない親しみやすく可愛いキャラとして描くことで、コメディも出来るオールマイティーなマ・ドンソクのプロモーション映画のようにも見える。
本作のキム・ヨンワン監督は「呪呪呪 死者をあやつるもの」でもメガホンを取っていて、エンタメとして仕上げるのが上手いと思う。
