日本海大海戦 海ゆかば | 三匹の忠臣蔵

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「日本海大海戦 海ゆかば」は日露戦争での日本海海戦を扱った最終章。
ロシアのバルチック艦隊を迎え撃つため、東郷平八郎率いる日本海軍、戦艦三笠に乗り込んだ軍楽隊を中心に描かれている。

 

同じ舛田利雄監督と笠原和夫脚本による1980年の「二百三高地」、1982年の「大日本帝国」に続く東映戦争3部作の最終章。

 

舛田監督、笠原脚本のコンビは、本作の翌年に東宝へ移籍したので、2人にとっては最後の戦争映画となるが、素人がいきなり映画に出演して、日本映画衰退まっしぐらの作品。
前作2作に比べて脚本・演出も幼稚で、映画としての質が落ちてるのが気にかかる。

バッタモンが多く出てて、更にのっけから見るに絶えない沖田浩之と三原じゅん子のママごと、だれか止める人間はいなかったのか。コマ飛ばししたわ。

 

船上での幹部連中の食事風景を見ると、やっぱり欧米の猿真似そのもの。
アジア諸国を植民地にしていったのも欧米に張り合った猿真似だったんだろうな。

3部作はいずれも戦地に赴く者と見送る女性を描いているけど、この作品が一番醜かった。