原題「南漢山城」
キム・フンの小説「南漢山城」を原作とした作品。
丙子胡乱の際、清軍に包囲された南漢山城内で47日間繰り広げられた、朝鮮王朝の苦悩と葛藤を描いている重厚な歴史時代劇。
主和派のチェ・ミョンギル(イ・ビョンホン)は、屈辱を忍んで清に降伏し、国を救うべきだと主張する。一方、斥和派のキム・サンホン(キム・ユンソク)は、最後まで抵抗し、国のために命を捧げるべきだと主張する。その間で、仁祖(パク・ヘイル)は苦悩の決断を迫られる。
三田渡の盟約は、清と李氏朝鮮との間で行われた丙子の乱の終戦講和条約で、史実考証をもとに屈辱の歴史を淡々と描いている。
韓国には「恥辱碑」というのがあるらしい。
ミョンギルとサンホンはいいとして、他の臣下の無責任で無能なこと。ソン・ヨンチャンはこういう役をやらすとハマる。
イ・ビョンホンとキム・ユンソクの対立の描き方がリアルで緊迫感が伝わってくるし、パク・ヒスンとチョ・ウジンもいい味を出している。