人間の体に寄生して脳を操縦し、水に飛び込んで自殺させるという兵器みたいな寄生虫「ヨンガシ」による感染パニックを描いた作品。
よくこんなストーリーを考えたと思う、しかもバイオテロ。
特効薬が効果があるか投薬テストをすることに対して人体実験だというけど、ではどうしろと。
どんな方法が分からない状況では仕方ないのにソン・ヨンジュ(イ・ハニ)は隔離しろという。
隔離したところで死を待つだけ、ではどうするの?の答えはない。
ここの描き方は面白い。
そうしているうちにも寄生虫は拡散し、死者が出てパニックになる。
手術は無理、では寄生したハリガネムシをどうやって体内から出すのか。
特効薬が見つかったら見つかったで生死をかけた奪い合い。
問われたのは「コンテイジョン」と同じでパンデミックの対応って原因が何であれ決まっているんやろうな。
CGやVFXではないリアルに人手をかけた映像は迫力がある。
イ・ヒョンチョルが出てきて何となくわかるよな。キム・ミョンミン