悲しい映画なんだが見終わったら何故かあったかい気持ちになる。
戦時中の話は親世代から聞いているので、何となく雰囲気くらいは分かるが、平成・令和世代がこの映画を見たらどのような感想を抱くのだろう。
気になる。
前半の先生をみんなで訪ねていくシーンを見るたびに、子供の頃の出来事を思いだす。
小学校の一年生の頃、待てど暮らせど先生が来ない。誰かが「先生の家に見に行こう、家を知っている」というのでクラス全員で教室を出ていった。
着いたのは四畳半のアパート。
鍵が空いていて勝手にみんなで上がり込み、テレビを付けたり一通り物色後、学校に帰ってくると多くの大人が学校に集まっていてパトカーも止まっていた。
平日の朝から一年生が団体でうろつく姿に驚いた人が学校に問い合わせたり警察に電話したり、そして物色した家は全くの他人の家だった。
後から親や先生からからかわれるネタとなった。