ドーパミン充満のンゴウ(ニコラス・ツェー)は組織の犠牲になったと思っていて、警察に対するどうしようもない怒りがストーリーの駆動力になってる。
「取り戻す」べきものを持っていて、そこからくる怒りが勝ってブレーキが効かない、麻薬を手放せない中毒者と同じ。
理屈抜きの娯楽映画、香港&中国ノワールでいいのかな。
ベトナムやろうって、ベトナムの映画界の地位がわかった気がする。
薄いイエローで過去を演出するカラーグレーディング、これはありえんやんは言いっこなし、カーチェイスが笑っちゃうほどぶっ飛んでて面白い。
ニコラス・ツェーはチャン・ドンゴンに似てるので、マダム方を虜にするのではないかな。