2011年に発生した無実の黒人男性が白人警官に殺害された「ケネス・チェンバレン射殺事件」を実際の事件と同じ時間で再現した作品で、実質ドキュメンタリー。
同じ時間で再現するという発想がすごい、それだけ残そうとしたのだろうな。
最初は真摯に対応していたのに、駆けつけた姪を見て黒人と分かった途端、警察の態度が急変する。しかし、ここまでの警察の対応は問題ないと思う。
一人は真っ当、一人は無能な正義感、もう一人は違う。
ジャクソンを暴走させるなと言われたのに、なぜ置いていくのか。
冷静に見ればコメディそのものだが、ギアが入るとおかしくなるというか、根底にあるものが見えてくるから怖い。
更にこれで無罪放免となる恐ろしさ。
危害を加えたくない、傷つけたくないと言っているが、彼らにとっては何の意味もない。