1986年に失踪した同僚を救うためにレバノンに向かった外交官イ・ミンジュン(ハ・ジョンウ)と現地の韓国人タクシー運転手キム・パンス(チュ・ジフン)との救出・脱出劇を描いたアクションドラマ。
レバノンのベイルートで実際にあった拉致事件をモチーフにしている。
ハ・ジョンウとチュ・ジフンで楽しみにしていた作品、やっと見た。
アクションは控えめな感じだが、現地での救出の難しさはヒリヒリと伝わってきた。
この救出作戦を非公式、言ってみれば自腹で行うという国際関係の難しさはあるとしても、当時の全斗煥政権というか、やっぱり民主的な考えはなかったんだろうな。
あと、現地で救出作戦に協力したカリムの扱いもいい。
基本的にお金をもらった傭兵のようなものなんだが、最後は人情が伝わってきた。
キム・ソンフン監督も地味だけどいい作品を撮っている印象で、しかしよくこんな撮影地を探してくるな〜、というか集まるのか。
韓国映画はアグレッシブな感じがする。
ライラのその後は気になるが。