モロッコを舞台にした自国の名誉をかけたアメリカとの紛争を描くロジータ・フォーブスの小説「リフ族の首長」の映画化作品。
植民地主義の欧米列強と対峙する北アフリカのベルベル人、ライズリ(ショーン・コネリー)は実在の人物。
砂漠の戦闘アクションは「アラビアのロレンス」にも負けていない。
今のトランプ大統領の時代になり注目を集めたパナマ運河。
「1903年、ルーズベルト大統領はフランスが挫折したパナマ運河の建設運営権を獲得するため、パナマ内の独立派を支援してコロンビアからの独立を促し、その直後にパナマ運河条約を締結した」という話も描かれているのでタイムリーっちゃタイムリー。
植民地はその民族の自尊心を踏みにじる。
ラストの「モロッコの運命は私が決める」と言い放ったルーズベルトは、「貴殿は風のごとく、余はライオンのごとし」というライズリの手紙を読んでどう感じたのか気になる。