未知との遭遇 ファイナル・カット版 | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

言わずと知れた昭和の名作。
アマプラに上がっていたので、40年ぶりに視聴した。
もはや内容すら覚えていないので、かえって新鮮やった。
スピルバーグが世に出るきっかけとなった作品ではないかな。

タイトルは「未知との遭遇」なんだが、それこそ未知の世界を描くっていうのは、作る側にとっても結構ハードルが高かったんじゃないかな。
なんせ見たことがないものを描くわけで、チープだと後の世に散々言われるしね。
その辺のチャレンジは評価できると思うし、逆に当たればこれまでに前例がないから、ある意味形作るということにもなるし、宇宙ものの後の作品のモデルにもなる。

40年前の当時、思い描いていた宇宙などの未知の世界はこんな感じだったんだと思うけど、今とさして変わらんね。
物が飛んだり、浮いたりする描写はエクソシストとなんか似てる。
何気に寝てる子供らの寝相が面白いのは、地味やけど面白い演出やと思う。
まあ、やっていることは想像なので、遭遇した時の反応が面白い。幼いほど笑いながら受け入れる。そこには興味しかない。

この時代はまだCGと言うんだろうけど、今見てもそれほど悪くないし、想像力が豊かで良い印象を受ける。
今と違って、バックサウンドや効果音は驚くほど使ってない構成が落ち着いた感じがする。

ラスト、「今日はこれくはらいにしとったるわ!」に対してバリーの『バァイ!』がいい。