一途の恋とも言う諦めが悪い男と女と、子犬のような女の物語。
元祖チョコレートブディ、映画なみの撮影機材、多チャンネル化時代突入で色んなチャレンジをしだした節目の作品。
竹とんぼの様にくるくる回るワイヤーアクション、画作りが上手い、セリフの一つ一つで描写する脚本が緻密で、その脚本を引き立てる演出。何より俳優陣の演技力、OST、すべて詰め合わせた作品で、何度観ても飽きない。
個人的にはピマッコルのチャン・ピルスン、チョ・ジヌンの散り方がエグい。
主役の皆さんはもちろんなんですが、私が驚いたのはユン・ジュヒ。
「頑張れチャンミ!」からは想像もできない可愛らしさ。
そしてもうひとりがキム・ハウンの歌唱力。
変拍子も切れがよく、ピアノで言うところの白と黒の鍵盤の間みたいなセンスあるハネ方。
「密陽アリラン」もそのうちの一曲で、10話の終わりテギル(チャン・ヒョク)を元気づけようと歌います。
アリランは地域別に様々な形態があり、3大アリランの一つがこの「密陽アリラン」。ユネスコ人類無形文化遺産に登録されてるらしいです。
だからドラマでも頻繁に歌われるのか、「根の深い木」ではチャン・ヒョク演じるトルボクも歌ってて、「皇后の品格」ではチャン・ナラが 9/8の三拍子をフォービートにアレンジされ転調入りで歌ってます。
韓国の俳優さんは発声練習がしっかり出来てるので、台詞回しも歌も上手い。



