「ソウルの春(原題)」11月22日に韓国で封切り | 三匹の忠臣蔵

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大韓民国の運命が変わった1979年12月12日。
あの日、首都ソウルで何があったのか。
韓国の運命を変えた夜の9時間を描く「ソウルの春(原題)」、11月22日に韓国で封切りです。

時代背景はざっとこんな感じ。
朴正煕大統領が暗殺された1979年10月26日の2ヶ月後、12月12日に起きたのが軍内部の反乱事件「粛軍クーデター」。
当時、国軍保安司令官だった全斗煥陸軍少将(第11・12代大統領)と、盧泰愚陸軍少将(第13代大統領)が中心となり起こしたクーデターで、対立していた鄭昇和陸軍大将を逮捕した事件。
翌年の1980年5月17日には非常戒厳令が全国に拡大し、これに反発して起きたのが光州事件。

全斗煥は光州民主化運動を武力弾圧し、大統領に就任しますが、改憲・反政府運動が活発化した1987年に政権を移譲します。
共に有罪判決を受けた盧泰愚とは対象的に死後、罪を認めなかった全斗煥の国葬は営まれず、国葬墓地への埋葬も見送られました。

韓国エンタメに1980年代を取り上げる作品が多いのはこういった理由からだと思います。

役名は違いますが、配役はファン・ジョンミンが全斗煥、パク・ヘジュンが盧泰愚、チョン・ウソンが張泰玩、そして鄭昇和はイ・ソンミン。
監督は「アシュラ」のキム・ソンス監督。
日本はいつになるんだろ、早く観たい。