イ・チャンドン監督お得意のこの世の不条理を描いてる。
自分の力ではどうにもならない生まれ持った運命に対して、神はいるのか、救ってくれるのか、やっぱり神なんか嘘っぱち。
イ・シネ(チョン・ドヨン)はやってみたけど無理だった、目の前にある現実と向き合い生きていくしかない。
これが現実。
説明がつかない、あまりにも理不尽なことが降り注ぐが見えるものしか信じない。
キム・ジョンチャン(ソン・ガンホ)がシネの癒やしになればいいが、それも無理やし。
チョン・ドヨンとソン・ガンホが今のような役者になるとは想像もできなかった。
イ・ソンミンやムン・ソリもそうだけど、イ・チャンドン監督の作品に出た役者は、後に何かしらいい作品に出てると思う。
私的に今になっても、やっぱり神は理解できない。
心の問題だと思うが、神に頼るより自分でなんとしろよとは思うが、すがる気持ちは否定しないし理解する。
