映画好きが作った消えゆく時代劇にフォーカスした、サラメシみたいな映画やな。
映画に対して愛がない所属事務所の都合で主役が決まり、投資金額を回収するのが目的の陳腐な作品より、こういう作品が客を呼ぶってのは日本映画界にとっていいことではないかな。
それと関西弁はやっぱりええな。
この作品がヒットした理由は、現代にタイムスリップして、そのギャップに驚く高坂新左衛門(山口馬木也)を揶揄するのではなく、あたたかく受け入れ寄り添う山本優子(沙倉ゆうの)の存在が癒しになってることではないかな。
SNSで罵詈雑言が好まれ飛び交う現代社会には新鮮に写ったんやろ。
ただ、殺陣がちょっと。
仕方ないんやろうけど。
