みっけもんの秀作。
この世にでてきて、子どもの頃から何かをする時、いつも「初めて」なんですよね。そしてトライして失敗して乗り越え経験を積む。人生はこの繰り返しで、このドラマは「初めての結婚」へのチャレンジを描いてます。
「還魂」では「何、この子?」と思ってたチョン・ソミンが、このドラマではとても馴染んでて良かったです。
テンポが良くナレーションで進むのは「応答せよ1988」に似てます。(韓国の俳優さんはナレーションも上手い)
脚本家目線のドラマで、言葉の使い方がとても上手い、セリフそのものが演出になってます。
邦題に「恋」の文字が入ってるので、ラブコメのような印象ですが、原題は「この人生は初めてだから」。
ラブコメと言うより人生をテーマにした、とても深いドラマです。
毎回始まりのタイトルも「○○○ははじめてだから」となっていて、この「○○○」をとても丁寧に描いてます。
ただ残念なのが字幕。
微妙な言い回しはその国の言葉に依存するので、意訳になることもありますが、それにしても、なんで「ドル」やねん、「ウォン」やろと。
どうも韓国語→英語→日本語にしているようで、とにかく字幕が残念すぎる。たまにそんな事は言ってないし、ってのも。
それを差し引いても毎回優しいセリフは心に残ります。
例えば「”霊長類”ごはんよ!」。(笑)
冗談は置いといて、特に終盤3話のセリフは染み入り、短編集のようなドラマです。